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H22一人平均賃金の改定額3672円

平成22年11月30日に厚生労働省が公表した「平成22年賃金引上げ等の
実態に関する調査結果」によると、平成22年の定期昇給等による従業員一人
当たりの賃金改定額(加重平均)は前年比589円増の3672円でした。

以下、その調査結果の概要です。
 
 
1. 賃金の改定の実施状況

 ・ 平成22年中に1人平均賃金を引き上げる企業は74.1%(平成21年61.7
  %)、引き下げる企業は4.5%(平成21年12.9%)、賃金の改定を実施しな
  い企業は17.2%(平成21年21.6%)となっており、平成21年に比べ、一人
  平均賃金を引き下げる企業及び賃金の改定を実施しない企業の割合はそれぞ
  れ8.4ポイント、4.4ポイント低下し、一人平均賃金を引き上げる企業の割合は
  12.4ポイントの上昇。
  
 
2. 賃金の改定額及び改定率

 ・ 平成22年中における賃金の改定状況(9~12月予定を含む)は、一人平均
  賃金の改定額(加重平均)が3672円(平成21年3083円)、一人平均賃金の
  改定率が1.3%(平成21年1.1%)。一人平均賃金の改定額、改定率ともに昨
  年を上回っている。

 ・ 改定状況について企業規模別にみると、1人平均賃金の改定額は、5000人
  以上の企業で5013円(平成21年4190円)、1000~4999人は3952円
  (平成21年3526円)、300~999人は3106円(平成21年3007円)、100
  ~299人は2837円(平成21年1846円)となっている。

 ・ 一人平均賃金の改定率をみると、5000人以上の企業で1.5%(平成21年
  1.2%)、1000~4999人は1.3%(平成211.2%)、300~999人は1.2%
  (平成21年1.2%)、100~299人は1.2%(平成21年0.8%)となっている。
 
 
3. 定期昇給制度・ベースアップ等の実施状況

 ① 定期昇給制度の有無及び実施状況

 ・ 賃金の改定を実施又は予定している企業及び賃金の改定を実施しない企業に
  ついて、管理職の定期昇給制度の有無をみると、「定昇制度あり」の企業が66.3
  %(平成21年67.5%)、「定昇制度なし」の企業が32.2%(平成21年32.5
  %)となっている。

 ・ 「定昇制度あり」の企業の定昇の実施状況をみると、「定昇を行った・行う」企
   業が51.6%(平成21年47.3%)、「定昇を行わなかった・行わない」企業が
   13.7%(平成21年18.2%)となっている。

 ・ 一方、一般職では、「定昇制度あり」の企業が75.7%(平成21年77.2%)、
  「定昇制度なし」の企業が22.7%(平成21年22.8%)となっている。

 ・ 「定昇制度あり」の企業の定昇の実施状況をみると、「定昇を行った・行う」企業
  が63.1%(平成21年56.7%)、「定昇を行わなかった・行わない」企業が11.1
  %(平成21年17.0%)となっている。

 ・ 企業規模別にみると、「定昇制度あり」の企業割合が最も高いのは、管理職は
  300~999人、一般職では1000~4999人の規模で、「定昇を行わなかった・
  行わない」とする企業の割合が最も高いのは、管理職、一般職ともに100~299
  人の規模となっている。
 
 
 ② 定昇制度とベースアップ等の区別の有無及び実施状況

 ・ 賃金の改定を実施又は予定している企業及び賃金の改定を実施しない企業の
  うち、定昇制度がある企業について、ベースアップ等の実施状況をみると、定昇
  とベア等を区別している企業の割合は、管理職で58.7%(平成21年61.7%)、
  一般職で59.8%(平成21年63.6%)となっている。

 ・ そのうち「ベアを行った・行う」企業は、管理職で9.4%(平成21年12.7%)、
  一般職で9.6%(平成21年12.6%)となっている。
 
 
4. 賃金カットの実施状況

① 賃金カットの対象者

 ・ 賃金の改定を実施又は予定していて額も決定している企業のうち、平成22年
  中に賃金カットを実施又は予定している企業は23.0%(平成21年30.9%)と
  なっている。

 ・ その対象者別にみると、「管理職のみ」は30.5%(平成21年43.6%)、「一般
  職のみ」は12.6%(平成21年4.2%)、「管理職一部と一般職一部」は30.7%
  (平成21年12.2%)、「管理職全員と一般職全員」は22.4%(平成21年32.7
  %)となっている。
 
 
 ② 賃金カットの内容

 ・ 賃金カットを実施又は予定している企業について、管理職の賃金カットを内容別
  (複数回答)にみると、「基本給のみの減額」が、管理職の一部で23.8%、全員
  で27.7%と最も多くなっている。

 ・ 一般職についても、「基本給のみの減額」が一般職の一部で29.1%、全員で
  15.8%と管理職と同様に最も多くなっている。
 
 
5. 賃金の改定事情

 ・ 賃金の改定を実施又は予定していて額も決定している企業について、賃金の改
  定の決定に当たり最も重視した要素をみると、「企業業績」が60.4%(平成21年
  61.6%)と最も多く、次いで、「労働力の確保・定着」が4.3%(平成21年3.9%)、
  「親会社又は関連(グループ)会社の改定の動向」が4.0%(平成21年5.2%)と
  なっている。

 ・ 企業規模別にみると、すべての規模で「企業業績」が最も多くなっている。
 
 
6. 賞与の支給状況

 ① 平成21年の冬の賞与の支給状況

 ・ 平成21年の冬(平成21年9月から平成22年2月)の賞与(ボーナス)を支給した
  企業割合は87.8%であり、平成20年の冬の88.9%に比べ、1.1ポイントの低下
  となっている。

 ・ 平成21年の冬の賞与を支給した企業について、1人平均冬の賞与の支給額及び
  支給月数をみると、549,639円(平成20年の冬611,676円)、1.92か月(平成
  21年2.1か月)となっている。

 ・ 平成20年の冬の1人平均賞与支給額及び支給月数に比べ、支給額が62,037
  円、支給月数が約0.2か月の減少となっている。

 ・ 一人平均の冬の賞与支給額について企業規模別にみると、5000人以上の企業
  で742,372円(平成21年850,608円)、1000~4999人は629,139円(平
  成21年691,003円)、300~999人は447,075円(平成21年 497,737円)、
  100~299人は392,429円(平成21年430,747円)となっている。

 ・ 産業別にみると、金融業・保険業が847,225円と最も高く、次いで電気・ガス・熱
  供給・水道業が814,559円、鉱業・採石業・砂利採取業が702,321円の順となっ
  ている。

 ・ 最も低いのは生活関連サービス業・娯楽業で277,544円、次いで医療・福祉が
  286,191円、宿泊業・飲食サービス業が329,463円の順となっている。

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